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たかしょう様「葡萄の言い分」の感想


たかしょう様、このたびは感想のご依頼ありがとうございました。

今回読ませていただいた「葡萄の言い分」のアドレスはこちらになります。
http://ringoss.net/novels/raisin/raisin.html

くどいまでにメロドラマとのことで、とても楽しみに読ませていただきました。
メロドラマというよりはロミオとジュリエットっぽい戯曲を思わせるような語り口ですよね。
たかしょう様の作品は今までにもいくつか読ませていただいたのですが、とても読みやすい、きれいな文章だと思います。だけど今回はそれにも増して、その光景や空気が伝わってくるかのような、素敵な文章で、何度私は読みながら感嘆のため息をついたかわかりません。
特にザヴィエと天の葡萄との会話は秀逸すぎると思いました。
私もザヴィエに愛を語ってもらいたいですよ! なんだこのいい男、ここまでの覚悟をもってして、天の葡萄を愛すると決めた男、何も知らないとお互い思いながら、相手のことを一番に考えて自分の都合は二の次三の次なお二方。
もし天の葡萄が葡萄のためにザヴィエを望んだら、ザヴィエはここまで天の葡萄に入れ込まなかったのかもいれませんね。天の葡萄も玉座のためにザヴィエが天の葡萄を選んだと思っていた頃は頑なだったけれども、それは言い換えれば愛していたからこそ王に彼を据えたくなかったわけで、なんとも彼らが愛おしくなるような、そんな優しいお話です。
最後の式典のときに、どっちがどっちを罠にかけて今の状態になたのか、と話し、お互い「私があなたを罠にかけた」と言い合って、とどめのザヴィエが
>王がわたしに、葡萄を与えると言ったとき、どれほど嬉しかったか想像がつくか? これがお前の罠であったというなら、わたしはなんどでもその罠に落ちよう
と言ったところで私は「結婚してください、ザヴィエさん」と呟いていました。
だけど私が罠はってもせいぜい砂場の落とし穴程度だろうな。傭兵のザヴィエさんはホップステップジャンプで飛び越えちゃいそう。(汗)

葡萄は甘くておいしいものを想像しがちですが、腐って地面に落ちる葡萄があってはじめて種ができ、地面が豊かになると思い出させてくれる、素敵なお話でした。
始終もだえっぱなしでしたよ。たかしょう様ありがとうございました!
 

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