アラビアンローズ アラビア風ファンタジーを舞台ににライラと王子が恋に落ちる話。 ルルル文庫の下調べのために買った本だけど、けっこう面白かったです。16歳で胸がなくて強気な女の子というのは割とお約束だけど、ライラの世間知らずっぷりやシャルディーンの食えない男っぷり、最近の少女小説はこんな雰囲気なのねーと思いました。いや、まだもうちょっと下調べは続けますが。 「自分の話にオリジナリティはない」と言い切っている作家さんのリツイートがあったのですが、要は面白いこと、読みやすいことが大切なのであって、必ずしも示唆的なものが読みたい読者さんばかりじゃあないってことは私も念頭に入れておかなきゃいけないことです。アラビアンローズはたしかに面白かったし、テンポもよかった。ほいほい次はどうなるんだろうって読めました。 だけど私と波長が本当に合う話かって聞かれたらちょっとわからないです。ドツボにはまったわけではない、くらいでしょうか。 PR