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最近読んだ本

「数秘術」 / ジョン・キング

数秘術占いの本はあったとしても、数秘術そのものについて詳しく書かれている本はなかなか見つからない。そんなわけで図書館で見つけたときはひゃっほーいと思って借りてきました。ともかく付録の部分の資料がすごい。これはよく集めたもんだなあと思う。
だけどあまりに色々なことが書かれていて要点ってなんだろうって考えるとミコトはおつむがてんてんなので理解不能でした。結局入門書から入ったほうがいいのかなあ。読み物としては面白かったですよ。




「悪意 善意」 / 江原啓之

スピやりはじめて3年目くらいにはいりますが、なぜか江原さんやオーラの泉に興味がなくてあまり見ていません。この本読んだ理由は悪意についてスピの見解を知りたくて、伊藤美海先生の本も読んだのですが、本屋でしばらくして江原さんの本も見かけたので読んでみました。
言い方は伊藤先生はちょっと挑戦的で、江原さんは穏やかに言っているけれども似たようなことだなと思った。私の経験としても悪意に対しての考え方はこれでいいんだなって感じ。もっと善や幸運でよい方面ばかりでなく悪意や闇の側面を研究したスピ本が出てくることを望みます。光と闇はどっちが偉いとかどっちが悪いとかじゃあないんで、この本読んで安心した反面、まだまだこういう本が少ないことにちょっと寂しさのようなものを感じます。




「平気で嘘をつく人たち」 / スコット・ペック

内容があんまりな恐ろしさだったので出先で読んで胸が詰まった。レビュー見ていると賛否両論あるみたいだけれども、作者は自分がキリスト者なのも隠していないし、悪意の心理学は癒しのために用いるべきだという心理学の一般的な視点とはちょっと変わってることもちゃんと前置きしている。それでいいと思います、私はこの人の考え方には賛成。
身近に邪悪な人がいるかどうかどうしても考えてしまうと思うのですが、思い当たる人が何人かちらほらいたりもしましたが、そのあと冷静になって自分が悪意の人間でないなんてことがあるだろうかって思ったら、彼らが弱いとか私が人らしい感情があるとかじゃあないなと思った。彼らの感じる「良い人ではない罪悪感」という恐怖は私にはわからないけれども、人に問題ありと言われないためには誰かをスケープゴートに使いたくなるほどの恐怖を感じるのであれば、それはもう悲しいけれども、その人がその恐怖と戦う覚悟ができるまで周りにはどうしようもないと思うのです。
私自身はこの本を読んで、今まで感じてきた悪意に対して傷つく必要はないのだと理解したので、それなりに作者が目的とした癒しが私には適ったのではないかと思います。




「魔術師オーフェンはぐれ旅-キエサルヒマの終端-」 / 秋田禎信

私が小説を書きだした際、最初に大きな影響を受けた作品がオーフェンなのですが、10年ぶりに再スタートと聞き、とても嬉しくなりました。しかし1500円……元の文庫の値段考えるともうちょっと良心的な価格にしていただけるとお財布にやさしいのですがと思ってしまう。秋田先生書くの早いんだもの。
読んでみた感想。まず地の文が秋田先生節だということ。うまく言えないけれども癖があるわけじゃあないけれどちょっと特徴的。久しぶりに読んだら余計に気になった。ク
リーオウは昔ただ我侭なだけに思えていたけれども、今はとても好きになれそう。私が大人になったからクリーオウと距離が離れたのかな? 名前を全部思い出すまでには時間がかかったけれども、今回はクリーオウが中心的に描かれていて、彼女は十分格好いいヒロインだと思った。とても人間として深みのある子だよ、面倒くさい性格しているけれどもそれはオーフェンもだしね!
お値段がお値段なので今回は最終回まで買い続けられるかどうかわかりませんが、それでも応援したい作品です。




コンスタンティン / ジョン・シャーリー

海外のお話は翻訳者によって面白さが理解できるかどうかがかかっていると思うのですが、コンスタンティンの翻訳は正直理解しづらいです。展開を追って自分の中で整理できぬ……。映画を見たわけじゃあないので、どういう展開なのかよくはわかっていないのですが、ひとつ伝わってきたのはキリスト教のお話以前にアメリカには生活や常識の根底にキリスト教が流れているのだなあということ。それは日本のように宗教がたくさんある国にとっては不思議なことだと思う。キリスト者でなくてもキリスト教と常識が密着しているのですね。それを前提にお話が作りこまれているから、説明がはしょられてるところもけっこうある。説明不足というよりそれはそういう前提の世界観なのだと思います。もう一度くらい、根性入れて読み直したい作品です。


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