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最近読んだ本

簡易ですが、感想をば。

「モモ」/ミヒャエル・エンデ

時間泥棒と時間を取り戻した女の子の話。あまりに有名なのに実際に読んだことはなくて、読んでみようと思って図書館から借りてきた。
説教くさいわけでもなく、大事なことが書かれていた気がします。時間の大切さだけではなく、人との関わりかたや何を大切にしているかとか、子供の頃に読んでおけばよかったなあと今頃になって思ったり。
何度か読み返してやっと真理のひとつふたつが理解できるかな? くらい本当は奥が深いのだろう。少なくとも私は一度読んだだけですべて理解できたとは思っていない。
関係ないけれども途中に出てきた人形のビビガールがめちゃくちゃ怖かったのは何故だろう。なんか物欲と消費だけを増大させそうなあの雰囲気がめちゃくちゃ怖かった。




「アーモンド入りチョコレートのワルツ」/森絵都

森絵都さんの話は初めて読みます。タイトルとピアノ曲をモチーフにした話というのが気にいって購入しました。
最初の話に出てきた章くんが実はすごく好き。いばりんぼで、命令ばかりして、友達からは陰口を叩かれて。だけどやさしさは忘れない、そんなところがすごく好きだった。
全体的に主人公には感情移入ができず、かわりに問題児のほうに感情移入してしまい、そのせいか好みな世界観のはずなのにすっごく好みだったとは言いづらかった。
「アーモンド入りチョコレートのワルツのように生きなさい」というサティのおじさんの一言はすごく好き。音楽と自由を愛する人のフレーズだなあと思った。




「ホテル・アイリス」/小川洋子

エロいエロいと思いながら読んでいたら、最後に「怖い」に感想が変わった。
マゾ心をくすぐる老人翻訳家の命令口調。アブノーマルなプレイ。そうして主人公の少女のじめっとした感情とか、嫌というほど私のマゾ心を満足させてくれる一冊だったのですが……それにしても最後にマリーという少女についての翻訳を探してもらったときの、あの短い一文がめちゃくちゃ怖かった。
本で読む分には多少倒錯しているほうがいいけれども、実際にこんなじいさんに近寄られようもんならば私は裸足で逃げ出します。通ったりしません。主人公のマリはどう考えたっておかしい!


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