忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

リルケ詩集

リルケの詩集は私にとって聖書のようなものです。
私は心のバイブルをいっぱい持っていますが、その中でもリルケの詩集は不思議です。私に気づきを与えてほしいときにこの詩集をてきとうに開くと、なぜか答えの「鍵」がのっているからです。
ちなみにこの感想文を書く際、リルケの詩集を開いたら
「天使に寄す」という詩が目に飛び込んできました。

私をもっとはっきりさせるがいい なぜなら私は消えていく

はっきりとした絶望のようなものが私の中に広がりました。おそらくリルケの絶望ではなく、私の絶望です。
私の言葉は消えていく、私の存在もそのうち虚ろになる。

私をもっとはっきりさせるがいい なぜなら私は消えていく

もっといっぱい小説や詩や、エッセイや色々なものが書きたい。
何故なら私の想いはたまゆらだから、一瞬一瞬を書き留めておきたい。
それらはかつて――私にとってどうでもよくなかったものたちだ。愚かな私を一つ一つ刻んでおきたい。

PR