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溺レる

「溺レる」 / 川上弘美

この本には「よくもまあそんなつまらない女でいられるもんだね、女の恥が」としか言いようがない女ばかりが出てくる。そしてそんなつまらない、人によっては気持ち悪いとすら感じる女たちに、男が引っかかっていく。
最後の解説のところを見たとき「つまらない女を嘗めてはいけない」と書いてあった。たしかにそうだ、つまらない女にハマると、普通の女は自分の思い通りにならないジレンマにとらわれるのでしょう。そうして自分も相手も粗末にするいやーなスパイラルにはまるのです。

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蔵書整理をしました

家にある蔵書整理を半年ぶりぐらいにしました。だいたい3時間かかって、100冊くらい増えた本を整理しました。
絶対に読むスピードに買うスピードが追いついていないんですよね。
読むときは5冊くらい一日で読むんですけど、読まない日はからっきしですから。
そのくせブックオフに行くと10冊以上買ってくるわけだから、そりゃ読むスピードとマッチするわけがないという。

そんなわけで、図書館から借りてきたオーシャンズ11を読みました。
実はこの映画、私は見ていないのです。
速読の練習もかねてだらーっと読んだのですが、7割くらい理解したかな? くらいです。まだあまり慣れていない。
気に入っているシーンは、ダニーが「もし金を返したらテスを返してくれるか?」と言うシーン。ベネディクトが「答えはYESだ」と言って、テスが目を丸くします。
「なるほど、面白い。だけど本当に何も知らないんだ」とダニーがにっこり笑って去るシーンはなんとも私好みでして。
こういう卑怯だけれども人間の本性が露骨に出るようなゆさぶりをかけるシーン、私も書いてみたいです。

ただし英語を翻訳したものだからかわかりませんが、視点があちこちに飛ぶのを理解するのが難しい。
ちょっと前の私だったら、自分も視点があちこちに飛んだのでまったくノープロブレムだったのだと思うのですけれども、今は「あれ、また視点が変わった?」とわれにかえってしまい、その瞬間速読しているスピードが落ちるんですよね。
面白いっちゃ面白いけれども、読みづらいっちゃ読みづらい。
でも私は面白いか読みやすいかだったら、最終的には面白いが優先してしまう人間なので、オーシャンズ11はけっこう面白いほうに入ったと思います。

速習法は指で字を追うそうな

速習法と速読じゃあ読み方が根本的に違うみたいですね。
まったく逆のことを教えられて「ええー!?」と思いました。速読とかいう体力がないときしかやる気がでないものはちんたら練習して、勉強するときはこの方法で読むことにしようと思います。
それにしても、本屋で新品で買ったけれどもアマゾンのロープライス価格を見てたまげた。素直に通販すればよかったわ。

何か速く読もう、速く勉強しようと思っている人には、速読の本よりもこちらがおすすめかもしれません。

速読は疲れているとできないらしい

「一晩5冊の速読術」 / 橘 遵

ワキが化膿して皮膚科に行く日に、あまりに待ち時間が長かったから本を買いました。
結局病院の中に入ることすらできないくらい並んでいたので、本を読んだのは家に帰ってからなのですが、速読については一度勉強しておこうと思って買った本……読んだ瞬間撃沈しました。

・速読は知識が多いほど内容が吸収されやすい
・速読は体力的に疲労しているときはできない

花南さんは、イタリア語を勉強する方法を探しています。(=すらすら理解できない)
花南さんは、体力的に限界値に近づいています。
速読勉強したって、速読できないらしいよ? 読み方はほぼ速読に近いのになぜちんたら読んでいるんだと思ったら純粋に疲れているからって、そんな。
そんなわけで、今日は前から気になっていた速習法の本を買ってまいりました。
寝る前に読みます。